第37回ヤマノ・ビッグバンド・ジャズ・コンテスト(アーカイブ)
開催概要
■開催日 2006年8月19日(土)、8月20日(日)
■会場 府中の森芸術劇場 どりーむホール(東京都府中市浅間町1-2)
■主催 株式会社山野楽器
■共催 財団法人府中文化振興財団
■後援 府中市、財団法人音楽文化創造、スイングジャーナル、76.1InterFM、日刊スポーツ新聞社
■協賛 ヤマハ株式会社、ウイダーinゼリー、日本マクドナルド株式会社、野中貿易株式会社
■特別協力 日本楽器フェア協会、東京JAZZ 2006、京王グループ
■出場 全国学生ビッグバンドオーケストラ(40バンド)
■審査員長 瀬川昌久(ジャズ評論家) ※敬称略
■審査員 内堀勝(作・編曲家)、納浩一(ジャズベーシスト)、角田健一(トロンボーンプレイヤー/作・編曲家)、本田雅人(サックスプレイヤー/作・編曲家)、前田憲男(作・編曲家)、三木敏悟(作・編曲家)、三森隆文(スイングジャーナル編集長)、守屋純子(ジャズピアニスト/作・編曲家) ※五十音順、敬称略
■総合司会 国府弘子(ピアニスト/作・編曲家) ※敬称略
表彰
第1位 最優秀賞 同志社大学 ザ・サード・ハード・オーケストラ
第2位 優秀賞 国立音楽大学 ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラ
第3位 優秀賞 大阪大学 ザ・ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケストラ
第4位 スイングジャーナル賞 慶應義塾大学 ライト・ミュージック・ソサエティ
第5位 76.1InterFM賞 青山学院大学 ロイヤル・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
第6位 日刊スポーツ賞 明治大学 ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラ
第7位 特別賞 早稲田大学 ハイ・ソサエティ・オーケストラ
第8位 敢闘賞 東京工業大学 ロス・ガラチェロス
第9位 審査員賞 天理大学 ALS ジャズ・オーケストラ
第10位 奨励賞 学習院大学 スカイ・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
最優秀ソリスト賞 新妻学さん(AS) 昭和大学 メディカル・オールスターズ・ジャズ・オーケストラ
優秀ソリスト賞 肥田埜沙弥佳さん(Key) 同志社大学 ザ・サード・ハード・オーケストラ
優秀ソリスト賞 篠原康太郎さん(TS) 甲南大学 ニューポート・スウィング・オーケストラ
審査員特別賞 駒木泰子さん(Bs)、冨永千紘さん(Dr) 天理大学 ALS ジャズ・オーケストラ
ベストランクアップ賞 昭和大学 メディカル・オールスターズ・ジャズ・オーケストラ ※前年の順位に対して最も成績を伸ばしたバンド
出場バンド(出演順)
8月19日(土日本大学 ブルー・スウィング・ジャズ・オーケストラ
1. 日本医科大学 ミッドナイト・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
2. 芝浦工業大学 カレッジ・ソサエティ・ジャズ・オーケストラ
3. 明治大学 ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラ
4. 日本大学 ブルー・スウィング・ジャズ・オーケストラ
5. 群馬大学 G.K.オールスターズ
6. 青山学院大学 ロイヤル・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
7. 天理大学 ALS ジャズ・オーケストラ
ゲスト:羽毛田耕士ビッグバンド
8. 日本大学 ホワイト・リズム・エコーズ・オーケストラ
9. 国際基督教大学 モダン・ミュージック・ソサエティ
10. 関西学院大学 K.G.スウィング・チャリオティアーズ
11. 東京大学 ジャズ・ジャンク・ワークショップ
12. 法政大学 ニュー・オレンヂ・スウィング・オーケストラ
13. 同志社大学 ザ・サード・ハード・オーケストラ
14. 慶應義塾大学 K.M.P.ニュー・サウンド・オーケストラ
15. 慶應義塾大学 ライト・ミュージック・ソサエティ
16. 埼玉大学 スウィング・キューブ・ジャズ・オーケストラ
17. 金沢大学 モダン・ジャズ・ソサエティ
18. 明治大学 ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケスト
19. 立教大学 ニュー・スウィンギン・ハード
20. 昭和大学 メディカル・オールスターズ・ジャズ・オーケストラ
21. 東洋大学 グルービー・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
22. 静岡大学 ジャズ・フェノメナ
23. 専修大学 グリーン・サウンズ・オーケストラ
8月20日(日)
1. 学習院大学 スカイ・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
2. 国立音楽大学 ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラ
3. 早稲田大学 ハイ・ソサエティ・オーケストラ
4. 愛知大学 ブルー・スターズ・ジャズ・オーケストラ
5. 東京工業大学 ロス・ガラチェロス
6. 横浜市立大学 セカンド・ウインド・ジャズ・オーケストラ
ゲスト:TOKYO LEADERS BIG BAND
7. 大阪大学 ザ・ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケスト
8. 立命館大学 R.U.スウィンギン・ハード・ジャズ・アンサンブル
9. 神戸大学 KOBE マソック・ ジャズ・オーケストラ
10. 甲南大学 ニューポート・スウィング・オーケストラ
11. 成蹊大学 コンパル・サウンズ・ジャズ・オーケストラ
12. 京都大学 ダークブルー・ニュー・サウンズ・オーケストラ
13. 中央大学 スウィング・クリスタル・オーケストラ
14. 創価大学 プリンス・マーシー・ジャズ・オーケストラ
15. 東京国際大学 メロウ・ドルフィン・ジャズ・オーケストラ
16. 日本大学 リズム・ソサエティ・オーケストラ
17. 和光大学 グリーン・キャタピラーズ・ジャズ・オーケストラ
ゲスト:森寿男とブルーコーツ
予選選考会参加バンド(五十音順)
愛知学院大学 スインギング・オール・スターズ、岡山大学 スウィンギン・ソサエティ・ジャズ・オーケストラ、神奈川大学 カレッヂ・サウンズ・オーケストラ、國學院大學 インサイド・ミュージック・オーケストラ、静岡大学 スタンダード・ハーモニー・ジャズ・オーケストラ、上智大学 ニュー・スウィング・ジャズ・オーケストラ、大東文化大学 オフ・カラー・バンド、中京大学 ニュー・サウンズ・ジャズ・オーケストラ、東海大学 スウィング・ビーツ・ジャズ・オーケストラ、東京外国語大学 ジャズ・ビートニクス、獨協大学 スウィンギン・キャッツ・ジャズ・オーケストラ、名古屋大学 エーデル・レーテ・ジャズ・オーケストラ、名古屋芸術大学 ジャンパ・スウィング・オーケストラ、名古屋商科大学 パブロ・サウンズ・ジャズ・オーケストラ、広島修道大学 H.C.C. キューバン・ナイツ、佛教大学 R3 ジャズ・オーケストラ、武蔵工業大学 スタック・サウンズ・オーケストラ、立命館大学 R.U.フットルース・フィーリング・ジャズ・オーケストラ
ゲストバンド
※当時のプログラムに掲載されたプロフィール
羽毛田耕士ビッグバンド
羽毛田耕士は3歳からピアノを初め、中学校の吹奏楽部でトランペットを始める。東京大学ジャズ研究会に所属しジャズの演奏を始める。ビッグ・バンドにも興味を持ち、慶應義塾大学ライト・ミュージック・ソサエティに参加。(その頃には中学生の頃から興味があってやっていたアレンジも沢山書くようになる。)在学中より都内ライブハウスを中心に演奏活動を始め、以降様々なセッションやレコーディングにも参加する。一方、多くのビッグ・バンドにアレンジも提供している。現在、森寿男とブルーコーツ・オーケストラに参加し、アレンジも提供する他、演奏と編曲で参加しているロカビリー・ビッグ・バンド「JAZZBILLY」ではクラウンレコードから2004年にCDを発表、現在次のCDをレコーディング中。
羽毛田耕士ビッグ・バンドは、リーダーである羽毛田がそれまでのビッグ・バンドでの演奏経験や、ビッグ・バンドのアレンジの経験を基に、既存の日本のビッグ・バンドにはない新鮮な感覚の次世代のビッグ・バンドを目指して2001年に立ち上げたビッグ・バンド。ライブハウス「SOMEDAY」にて活動を開始し、それぞれ第一線で活躍するセクションワークにもソロにも長けたメンバーのプレイと、リーダーである羽毛田のジャズをベースとしたコンテンポラリーなサウンドのアレンジを前面に出している。レパートリーは全てリーダーである羽毛田がアレンジしたもので、ジャズスタンダードを独自の解釈で再構築されている。現在も新橋のライブハウス「SOMEDAY」を拠点に定期的にライブを行っている。
【出演メンバー】Tp/Comp:羽毛田 耕士、AS/SS:本間将人、AS:菅野浩、 TS/Fl:鈴木圭、TS:庵原良司、BS:竹村直哉、Tp/Flh:仲兼一郎、牧原正洋、沢野源裕、城谷雄策、Tb:内田光明、池田雅明、五十嵐誠、BTb:朝里勝久、Pf:伯英、Bs:芹澤薫樹、Dr:諸藤一平
TOKYO LEADERS BIG BAND
問答無用。御存知日本を代表するジャズソリスト集団!。当サムデイを始めとする都内の各ライブハウスで、おのおのリーダーとして自分のバンドを率いているキラ星の如きソロアンサンブルプレーヤーからなるビッグバンド。思う存分なソロ、ダイナミックなホーンアンサンブル、そしてホーンセクションをまとめるタイトなリズムセクションとの豪華なインタープレイが聴ける。もちろん楽曲もメンバー自ら作編曲をしたものを演奏する今までになかった、2倍楽しめるビッグバンドである。
【出演メンバー】AS:多田誠司、近藤和彦、TS:佐藤達哉、山口真文、BS:黒葛野敦司、Tb:中路英明、佐藤春樹、北原雅彦、西田幹、Tp:田中哲也、小林正弘、松島啓之、高瀬龍一、Pf:三木成能、Bs:納浩一、Dr:岩瀬立飛
森寿男とブルーコーツ
現在活躍中のビッグ・バンドの中で、最も長い歴史と伝統をもつブルーコーツオーケストラは1946年、戦後間もない頃ジャズ好きの六大学OB(初代リーダー長尾正士・2代目リーダー小原重徳 等)によって結成され、発展した名門バンドである。その伝統の中には上品でアカデミックなサウンドが受け継がれていて、その中から、黛敏郎・笈田敏夫・ナンシー梅木・穐吉敏子等、数多くの有名な音楽家が輩出されている。
1970年 芸大出身の森寿男が3代目リーダーを引き継ぎ、その伝統を継承すると共にカウント・ベイシー、デューク・エリントンの精神とフィーリングを追求し、音楽を通じて人の心に語りかける温かいサウンド作りを目標に、新発足する。
現在のブルーコーツは、テレビ・ラジオ出演をはじめ、各地のジャズコンサート、ファミリーコンサート、学校公演等で活躍、一方華麗でムーディーな演奏は、ダンスミュージックとしても親しまれ、ホテル等でのダンスパーティーの出演も多く、和製グレン・ミラー楽団との呼び声も高い。
1995年6月、グレン・ミラーの生誕地(アメリカ・アイオワ州クラリンダ)で開催された「グレン・ミラー フェスティバル」に招聘され渡米、現地の熱烈な歓迎を受け絶賛を博した。
1999年、結成50周年を迎え、10月8日「ゆうぽうと」にて、多彩なゲストを招き、「ブルーコーツ結成50周年記念コンサート」を華々しく開催。ブルーコーツ半世紀の軌跡を、サウンドで表現し好評を博す。
2004年1月リーダーの森寿男が、ジャズ界の大賞と言われる南里文雄賞を受賞。
更に2004年はブルーコーツ結成55周年を迎え、10月8日「55周年記念コンサート」を開催。それを記念してブルーコーツの前身から数えて70年の長い歴史をまとめた単行本『ジャズに情熱をかけた男たち/ブルーコーツ70年』(瀬川昌久著)が発売された。
これを機にメンバー一同新たな歴史に向かって、益々幅広い演奏活動を続けている。
【出演メンバー】Con:森寿男、AS:今野菊治、首藤昇、TS:田辺信男、内山正博、BS:菊地武、Tb:岩崎敏信、内田日富、小林稔、渡辺亮、Tp: 北里典彦、寺島基文、篠原国利、羽毛田耕士、Pf:内間修、Bs:小高正志、Dr:阿野次男